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ブログ

正しい地鎮祭(じちんさい)の進め方

2022-01-25
マーケティング部 熊沢のゲリラブログ
皆様こんにちは、「ねこの手」マーケティング部の熊沢です。

年をあけて1回目のブログとなりますが、それに相応しく(?)この度のテーマは「正しい地鎮祭の進め方」です。
さて、過去のブログでも何回か取り上げさせていただきましたが、私、熊沢はイベントの会社に在籍しておりました。過去、私の所属する会社での施工実績は数多くあるのですが、境港市のみなとまつりでのプレイベントでの野外コンサート会場などを施工しておりました。(ちなみに第4回ハイファイセット~第10回の中西圭三氏までの会場を施工いたしました)しかし、このようなド派手なイベントはしょっちゅうあるわけではありません。それでは、日ごろ何をしていたかというと、所属していた会社では、地鎮祭(じちんさい)などの会場作りをメインとしておりました。

弊社のお客様でも建築関係の人も多くいらっしゃいますので、なんらかの参考になれば幸いです。基本地鎮祭の依頼はその土地の神社にお願いするのですが、当日雨が降ったり、天候が悪かったりするとお祀り(おまつり)どころではありません。そこで、一般的には天幕(テント)を設置してその中でお祀り事をしていただくのですが、本日は本当に小規模な例を紹介します。

まず地鎮祭は以下の式次第の通りに行われます。(ただし神社により若干の文言の違いなどはあります)

~式次第~
1、開式の辞(あいさつ)
1、修祓(しゅばつ)…これから祀り事を始めますよといったようなもの
1、降神の儀(こうしんのぎ)…遠くにいらっしゃる神様をこの土地に呼ぶ
1、献饌の儀(けんせんのぎ)…祭壇にあるお供え物を神様へ捧げる
1、祝詞奏上(のりとそうじょう)…祝詞を捧げる
1、清祓いの儀(きよはらいのぎ)…その土地を清める儀式(これは色々と呼び方があります。Ex.四方祓いの儀など)
1、鍬入れの儀(これも色々と呼び方があります。主に初めの儀など)(一般的には鎌を設計業者、鋤を施工業者、鍬を施主様の役割を予め用意してある盛り砂に向い実施します)
1、玉串奉奠(たまぐしほうてん)…玉串を祭壇に捧げます
1、撤饌の儀(てっせんのぎ)…献饌の逆、祭壇にあるお供え物を一時さげますよといったようなもの。ちなみにこれを後で参加者が食べる事が直会(なおらい)です。もっとも本当にお供えものを食べる訳ではないのですが。
1、昇神の儀(しょうしんのぎ)…降神の逆、来ていただいた神様に帰っていただくようなもの
1、閉式の辞…おわりのあいさつ

先ほども触れましたが、神社様により呼び方は多少違えど、大体の流れはこの通りとなります。
下記に簡単なレイアウトを図にしておきます。
※会場を作成するときの留意点
・祭壇はその土地の北側におきます。これが一般的な南向き(祭壇が南に向いている)という事になります。
・祭壇に近い方が上座となります。
・横は中線に近い方が上座となります。

(文責:マーケティング部 熊沢 努)
簡単な地鎮祭のレイアウト
地鎮祭のレイアウト
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